わたしの詠(うた)
思い出したくもないあの日の朝
語りたくもないあの朝の出来事
気分が悪くなるあの臭い
六十年経った今も悲しくて涙が出ます。
戦争はいやです,もう二度としないで下さい。
「時はすぎ 巡り来たりぬ 記念の日
声なく散りし みたま安かれ」 (8月6日)
「折鶴の 祈りむなしや 原爆の
火いまだたえず 六十年となり」(8月6日)
「平和宣言 世界に届けと 長崎の
鐘はなりたり 祈りと共に」(8月9日)
60年前の8月15日の心境を思い出しつつ、
「玉音に 涙しつつも 肩の荷を
おろしたような安らぎがあり」
「今日よりは 穴にかくれることもなし
明るい部屋で のびのびと寝る」
被爆当時広島市の郊外在住/匿名希望
2005年8月