水七則

・自ら活動して他を動かしむるは水なり。
・常に己の進路を求めて止まざるは水なり。
・障碍に遇い激しくその勢力を百倍し得るは水なり。
・自ら浄らかにして他の汚れを洗い清濁併せ容るるの量あるは水なり。
・洋々として大洋を充たし、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霞と化し、凝っては玲瓏なる鏡となり、而もその性を失わざるは水なり。
・暑さには涼を、渇するものには蘇生を、乾けるものにはうるおいを、すべての生物に生命力を与えるものは、水なり。
・常に平らかにして低きにつき、よく方円の器に従うと雖も、ひとたび怒る時は怒涛狂潤となりて、なにものをも許さざるは、水なり。

2012国際大会に向けて