2009年-年頭メッセージ

明けましておめでとうございます。

昨秋、トム・ブラウン・ジュニア著の「ヴィジョン」を読む機会がありました。
感銘を受けたこの本の一部をシェアーさせてください。

本年もどうぞよろしく。

不学
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雄ジカの狩りからそれほど経っていないある日、私は静かに座って、二人の男がピックアップ・トラックから砂の道沿いにゴミを捨てているようすを眺めていた。涙が込み上げてきて、心の底から男たちのことが憎いと感じていた。もしも自分がもう少し大きかったら、思いっきり奴らを殴ってやりたいと思っていた。

グランド・ファーザーが静かに近ついてきたが、私の横に座るまで気がつかなかった。彼は、男たちとトラックを眺めながら言った。
「考え方や感情もまた同じ道をたどって、態度や行動と同じように破壊的な型にはまってしまうものだ」

そして、考え込み、それでも、怒りを静めることができない感情の型にはまった私を残して、来たときと同じように森の中へと消えた。ゴミを捨てている男たちを眺めながら、怒りをなくし、物事を違う角度から見たり理解したりするにはどうしたらよいのかと、長いこと考えていた。

怒りの頂点に達していたので、それを静めるのは大変なことだったが、それでも少しずつ怒りは治まっていった。その代わりに、彼等の無知に同情するようになった。グランドファーザーが、「怒る前に、必ずほかにできることがある」と言っていたのを何度も耳にしていたが、その意味を初めて理解することができた。男たちに対する哀れみから、私はある行動を取ったが。自分がそんなことをするとは夢にも思わなかった。

私は静かにトラックに近つくと、男たちに言った。
「ここはぼくの大好きな場所だから、どうかゴミを捨てないで下さい」
その時代、私はあまりお金を持っていなかったが、ポケットには25セント玉が入っていた。
「ガソリン代を払いますから、無料のゴミ捨て場までゴミを持っていって下さい。必要なら、ぼくもいっしょに手伝います」

男たちは私の言葉やその真剣さのとても驚いて、ショックをうけていた。おそらく、彼らは小さな子どもが突然現れたことにも驚いていたが、そのお願いの内容にもショックを受けたのではないかと思う。

男たちはすぐにゴミを集め出し、すまなかったと心から何度も言った。そして、数キロ先のゴミ捨て場まで持ってゆくことを約束してくれた。私もゴミの回収を手伝って、少し先の道にも同じように投棄されたゴミがあるのだと説明した。間髪を入れず、男たちはゴミの場所を聞いたので、そこまで案内した。それは、男たちが捨てようとしていたゴミよりも遥かに大きなゴミの山だった。彼らのもとを去ると、男たちは自分たちのトラックにそのゴミを積み始めた。木の枝に引っかかっていた紙切れまで回収していた。

グランドファーザーはこのあいだずっと私のことを観察していた。私が座っていた場所に戻ると、彼も横に座って言った。
「怒りはこの問題を解決しなかったであろう。同情し教えてやることが唯一の答えなのだ。もし、おまえが心に怒りを感じたままだったら、男たちは何も学ぶことはなかった。しかし。違う方法を模索し、どうすればよいか自分自身で考えついたのだ。憐れみによって生まれたおまえの考え方や感情は、いま、成長への道を歩き出した。なぜなら、おまえはこれまでの道から外れ、新しい道を考え、見つけ出したからだ」

トラックの男たちの教えは、今日まで私の教訓となっている。そんな昔、すでにあのようなことがあったのだ。だとしたら、地球破壊の第一の原因は無知によるものだということがわかる。人々を再教育し、その足を大地の上に戻すことが、地球を救う唯一の道なのである。

国際会議レポート・メッセージ

南京記憶国際学術会議南京大屠殺70周年記念ノート part 1-皆川正
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南京国際会議レポート-棚橋先生
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南京会議に寄せられた津村喬氏の論説
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南京国際会議によせたメッセージです。
- Peterより
- ジョアン老師より
*ジョアン老師(尼)はウパヤ禅センター(サンタフェ)に所属されており、今回の    会議に参加されました。
- 陳敬氏より(日本語)
- Heinz-Jurgen Metzger
-岩永夫妻メッセージ

 

2007.11.tanahashi

南京国際会議 伊東不学メッセージ

2007年11月21日から25日まで南京市、南京師範大学にて
国際会議「南京を想い起こす」が開催されました。

会議の前後にとどけられた、
伊東不学によるメッセージです。

-大妙考
永い間、「戦場での指揮官」の姿をイメージして大妙の第一部を稽古してきましたが、南京へ出かける前に、新しいシナリオが出来ました。 <全文へ>

-パズルが解けた話し
プロローグ
2002 年の5月以来、呉式の馬長勲老師に師事して太極拳の修業をしている。 <全文へ>

このイベントについて詳しくは下記サイトをご覧ください。
国際会議「南京を想い起こす」

2007年-Cry from Belinda French

I have woken early in this morning crying for those people from near Mosul in Iraq who have just experienced a massive bombing, 500 people dead at the last count and 400+ injured. I think the people left in that community will need a massive prayer to help them bear this massive loss impossible to imagine. I know we may all be tired of hearing about bombing in Iraq, because Iraqi civilians are killed by explosives an average of 73 per day, (750,000 recorded, and there is no official recording system, since the invasion by the west 4 years ago) not to mention poverty due to loss of jobs and infrastructure in the main cities.

Anyway I am asking for a strong prayer for peace I am really struggling to find any peace and stillness knowing that this is happening in this century as we enjoy all the privileges of constant supplies of resources. Please let me know how to develop peace in my heart in the light of this atrocity where our country is directly implicated.

I think as we develop European Shintaido we need to be aware of European history of course being British our history of Empire. We have a history of going out to conquer the world, colonies and impose our values on other countries. The war on Iraq was declared to be a war for democracy and freedom but it appears to be the same as all previous wars, a war of controlling the resources of the world, the price in human lives has been very high so far.

I feel very sad and paralysed at the moment being close to my partner whose whole people have suffered due to having the curse of oil on their territory. Now he has a personal battle for his own health to face, he will have an operation to remove cancer from his lip 30 august. I need your prayers for him to recover and for him to keep breathing during the operation as there is a lot of fear about this due to previous experiences. I need help and support myself I am very very frightened.

with love to you all
Belinda
2007.8.16

我らの海への大妙

8月の瞑想では、
「海」にフォーカスしたいと思います。

第一週にはシアトル近郊のホイッドビー島で、Paula Kerby、Lee Seaman、Nicole Beauvoisと大妙のワークショップを行いました。
実際に一緒に大妙を行ったり、自分の身近で行った大妙をメールでシェアしましょう!
伊東不学 (翻訳責任:飯田)

2007年4月7-9日 フランス、オマハビーチでの大妙

4月7日(土)から9日(月)にフランスのオマハビーチで、伊東不学とニコル・ボーヴォア インストラクターが主催する大妙イベントが行われました。

1994年には地獄のような戦場となったオマハビーチですが、今、そのノルマンディーの海岸に立つと天地人を本当に感じることができます。

伊東不学& Dick Oltonインタビュー by Elli はこちら

参加者コメント

オマハビーチについて

2005年12月-メモリアル

呼びかけ

もう直ぐ、12月7日/日本軍が真珠湾を奇襲攻撃した日、12月10日/日本軍による南京大虐殺があった日が巡ってきます。 南京事件のレポートについて、日本国内では真偽が議論されていますが、60数年前に日本の指導者が国を統べる方向を誤った結果、旧日本帝国の陸海軍が中国、韓国、東南アジア、プィリッピン、インドネシア、等の国を侵略し、数千万の人達(日本人も含めて)を犠牲にしたことについては疑いようがありません。 この事はまた如何に高遠な理想を持った国でも(国民でも)、自国や、自分の民族の繁栄だけをかんがえて物事を遂行すると、隣国や隣人に対して多大な迷惑をかけるということを示していると思います。 ワタシは日本人として我が民族の犯した過ちを素直に認め、深く反省し、我が同胞に二度と同じ過ちを繰り返させないように(そしてワタシの尊敬する国々や民族の指導者たちが同様な間違いを犯さないように祈りつつ)、12月7日から12月10日までの4日間、環太平洋の平和と安全を祈って瞑想したいと思います。 よろしければ、呼応してください!

伊東不学

2005年9月-World Event

TAIMYO FOR WORLD PEACE
September 11, 2005
On the memorial of the 9/11 events in America

Come join the Taimyo Network for Peace in meditation on the anniversary of a tragic event. We will be doing TAIMYO internationally for both inner peace and world peace: in Ito’s own words, “…across geographies, time zones, and states of consciousness…as a way to help heal ourselves, others, and the world.”

Taimyo means “Great Mystery’ and is a moving meditation that may be done standing or sitting and is readily adapted to a wide range of physical conditions and abilities.

The World Wide Event.
Haruyoshi Ito leading Taimyo in Japan
Masashi Minagawa leading Taimyo in Ireland
Nicole Beauvois leading Taimyo in France
Ula Chambers leading Taimyo in England
Michael De-Campo & Vera Costello leading Taimyo in Australia
Connie Borden leading Taimyo in San Rafael, California

WHO SHOULD COME. These world-wide meditation sessions are open to all and are suitable for men and women of all ages and varying physical conditions. No previous experience necessary. By meditating together we work to advance very large goals, including world safety, world peace and freedom for oppressed persons everywhere.

THE DETAILS. Sunday, September 11, 2005; 8 – 9:30am
Location: Marin Academy, San Rafael
Cost: $10